薬師社
- 御祭神 薬師如来(少彦名命)
- 御利益 病気平癒・無病息災・子授け・安産・子育て
『奉納 明治 女』と記載されている。子供の成長を願った絵馬。
子授け御守 安産御守 病気平癒御守 薬師絵馬
薬師如来
薬師社は、明治維新の神仏分離から漏れ残ったものと思われる。薬師社内の薬師如来像は、万病治癒の神仏として近郷近在に有名である。
像は膝上の左手に薬壷をうけ、法衣を通肩に着している。等身坐像で身部にだけ膝箔が置かれ、いわゆる身金色のものである。頭部の螺髪は彫り出しとなり、玉眼を入れている。
衣紋の彫りが鮮鋭なところから、平安時代後期の作とされている。
昭和38年6月13日豊中市指定文化財となる。
坐高:83・3cm
膝張:66.6cm
十二神将
十二薬叉大将とも呼ばれ、薬師如来の眷族である。
甲冑をつけた忿怒像で、躍動する筋肉、 堂々たる体嘔は勇武の象徴であり威力の権力である十二支の動物を標識として頭上に表わしている。 (小さいので堂外からは見ることができない)平安時代以降は、十二支に対応して、各年の守り神として配されたとも考えられる。
小像にもかかわらず、顔容、体嘔とも堂々たる力感と威圧感がみなぎっている。
地方色豊かな屈指の十二神将である。