夏越大祓(なごしおおばらい)

6月30日 午後5時~  茅輪くぐり(大祓詞、切麻授与)

茅の輪(ちのわ)の起源

神代の昔、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が南海の方へお出になる途中、あるところでお泊りになろうとして、土民の『蘇民将来(そみんしょうらい)』と『巨旦将来(こんたんしょうらい)』という兄弟に宿を求められた。

その時、裕福な弟の『巨旦将来』が宿の提供を拒んだのに対して、兄の『蘇民将来』は貧しい身ではあったが、尊」をお泊めし、粟柄で座を設け粟飯を饗してご待遭申し上げた。

その後、年を経て、尊は再び蘇民将来の家を訪れ、『もし、天下に悪疫が流行した際には、茅(ちがや)をもちて輪をつくり、これを腰に着けておれば免れるであろう』と教えられた。

この故事に基づき、蘇民将来と紙に書いて門口に貼れば災厄を免れる、という信仰が生まれ、祓の神事に茅の輪を設けてこれをくぐり越えるようになったのです。

6月1日より当日まで拝殿前に用意された形代に、住所、氏名を書き本人の頭、胸、手足をなで、息を吹きかけ、自分の『罪』、『穢』を形代に移したうえで春日神社拝殿前の『形代納め箱』に納めてください。

6月30日には境内に設置された『茅の輪(ちのわ)』をくぐられまして、用意された『お守り』を一家に一体お持ち帰りください。

茅の輪

1.拝殿に向かって左回りでくぐり抜ける。

2.拝殿に向かって右回りでくぐり抜ける

3.拝殿に向かって左回りでくぐり抜ける

4.拝殿に向かってまっすぐくぐり抜けて参拝ください。